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ノーランドセル通学が、小学生に浸透しつつあるって本当?

最終更新日:2021.12.01

小学校 通学

2020年は、新型コロナウィルスの影響で、全国の小学校の夏休みが短縮されました。

短い夏休みが終わり、8月の厳しい暑さのなか登下校する子ども達。
子ども達の負担を少しでも軽減しようと、小学校もさまざまな熱中症対策に取り組まれているようです。

今回はそんな「小学校の夏休み事情」と、「小学校が取り組んでいる熱中症対策」について紹介します。
後半では、ノーランドセル通学について、筆者が調べたことや感じていることを書こうと思います。

 

1.小学校の「夏休み短縮」事情

小学校 夏休み

文部科学省の調査(2020年7月17日発表)によると、「夏休みなど長期休業期間の短縮を予定している」という回答は、全国の小学校の約95%にのぼりました。

夏季休業期間を短縮する場合の夏季休業期間の日数
※短縮後の夏季休業期間の日数を示す。回答数は、教育委員会の数。
学校により日数が異なる場合、代表的な日数を回答。

例年なら30~40日程度の学校が多いと思いますが、今年は夏休みを16日~23日程度に短縮された小学校が多かったようです。
【出典】文部科学省ホームページ 新型コロナウィルス感染症の影響を踏まえた公立小学校における学習指導等に関する状況について

「短縮なし」の小学校もあった一方で、最短で「夏休み9日」という小学校もあったようですね。
臨時休校が1ヶ月も続いたことが大きく影響しているのでしょうが、筆者のもつ「夏休み」イメージとは全く違っていて、なんだか複雑な気持ちになりました。
学校教育の遅れを取り戻すために、どの小学校も色々ご苦労されているのだろうなと、改めて感じます。

 

2.小学校がいま「登下校」に関して取り組んでいること

小学校の取組み

短い夏休みが終わり、小学校ではもうすでに2学期がスタートしていることでしょう。
8月の猛暑の中マスクを着けて登下校するのは、パパ&ママとしても不安があります。

特に心配なのは、やはり「熱中症」ですね。

小学校では現在、子供たちの熱中症対策として、

  • 日傘・雨傘さし通学
  • リュック通学(ノーランドセル通学)
  • 置き勉の推奨

など、様々な取り組みをされているようです。
マスク着用ということもあってか、9月末頃まで対策を続ける小学校も少なくなさそうですね。

【参考記事】
夏休みは例年の半分以下…酷暑のなか学校再開 [朝日新聞デジタル]
暑さ対策にノーランドセル通学 本巣市の小学校「置き勉」推奨 [Yahoo!ニュース、岐阜新聞Web]
熱中症対策「あの手この手」 小中学校、長期休校で夏休み短縮 “暑い盛り”に登下校も/兵庫・丹波市[Yahoo!ニュース、丹波新聞]

ランドセルよりも身軽で快適なリュック

筆者には小学生の娘が2人いるのですが、筆者の娘が通う公立小学校(奈良県宇陀市)でもリュック通学が実施されました。
娘曰く、「ランドセルよりもリュックのほうが、背中が蒸れないし、軽く感じるから嬉しい」そうです。

リュックの方が、ランドセルよりも身軽というのは、単に「大人の想像・イメージ」というだけでなく、「実際の子どもの気持ち」、「実際に使ってみた感想」としても、ある程度正しい情報と言えそうですね。
まだまだ暑い日が続いていますが、早く涼しい秋になって、子供たちの負担が少しでも軽減されることを祈るばかりです。

 

3.ノーランドセル通学に最適なリュック

小学生 リュック 通学

ちなみに、今から2年ほど前、「小学生のランドセルが重い」と、TVや新聞で話題になりましたね。

それを受けて、2018年に文部科学省は、学校に教科書などの勉強道具を置いておく「置き勉」を「認める」という通知を出しました。
【出典】文部科学省ホームページ 児童生徒の携行品に係る配慮について

またオンライン授業やタブレットの活用も、コロナの影響もあってか、学校教育の現場で急速に進んでいるようです。文部科学省ではすでに、学校におけるICT(情報通信技術)環境整備を推進しています。
【出典】文部科学省ホームページ 学校におけるICT環境整備

ランドセル代わりにリュックで通学

さらに、この数年で「小学生=ランドセルじゃないとダメなの?」と、ランドセルに対して疑問を持つパパ&ママも増えてきました。

実際、ダイワホーサンでもランドセルからリュックへ買い替えを希望されるお客さまや、ノーランドセル通学(リュックを学校指定にすること)を検討されている私立小学校さまからのお問い合わせが増えてきています。

【関連リンク】ランドセルの代わりにリュックで通学する小学生 お客様の声のページへ

インターネットの活用による「オンラインで購入」&「自宅に直接発送」というサービスも「3密回避」など新型コロナウィルス感染症対策につながることから、皆さまに大変ご好評いただいています。

ランドセルといえば、「芯材が入っていてしっかりしている、皮革製の通学用カバン」というイメージを持たれている方が多いと思いますが、「置き勉」がOKになり、タブレットを使った学習が広まってくる(=教科書が要らなくなる)と、ますますランドセルの必要性・意味が薄れてくるのかもしれません。

ランドセルよりも

  • 軽くて、
  • 柔らかくて、
  • クッション性があって、
  • タブレットが入るポケットもついていて、
  • 手頃な価格で、
  • それでいて丈夫。

そんなカバン・リュックがあれば「もう別にランドセルじゃなくても良くない?」といった声が聞こえてきそうです。

リュックの方が、ランドセルよりも背中が蒸れないし、軽く感じるから嬉しい」と、実際に使う子ども達の声もあります。
もしかしたら、アフターコロナの世界では「ノーランドセル通学が小学生の定番になる」かもしれませんね。

【関連リンク】6年間、安心して使い続けられる通学用のリュック ダイワホーサンの通学カバン6つの特徴のページへ

 

4. まとめ

今回の記事をまとめると、以下のようになります。

ノーランドセル通学が急速に広がっていく可能性がある

1.小学校は、夏休みを16日~23日程度に短縮した学校が多かった。最短で9日という小学校もあった。

2.小学校では8月~9月の間、熱中症対策として下記のような取り組みを実施された。

  • 日傘・雨傘さし通学
  • リュック通学(ノーランドセル通学)
  • 置き勉の推奨

※「置き勉」は、日本政府も認めるとの通知を出している。

3.アフターコロナの世界では、「置き勉OK」や「タブレットの活用」が一般的になる可能性が高く、その結果、ランドセルよりも軽いリュックで通学(ノーランドセル通学)する小学生の方が多くなる可能性がある。

最近「ニューノーマル」という言葉をよく耳にしますが、急速な時代の変化によって、小学生の通学シーンでも新しい標準(ニューノーマル)が生まれそうです
もしそうなった時、ダイワホーサンの通学カバン、通学リュックが、少しでも多くの子ども達に好まれるモノになるよう、これからもより良い製品づくりに取り組んでいきたいと思います。

【関連リンク】ランドセル代わりに選ばれるリュック 小学生カバンのページへ

 

【この記事を書いた人】

author ダイワホーサン

 

ダイワホーサン

 

企画開発部 / 田村浩之(40)

 

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